【フィリピン最新情報】NewNormal?元の生活には戻れない
2020年4月28日 フィリピン永住権ニュースこんにちは、リモンズの清水です。
新型コロナウイルス感染症が収束した後の未来についてどのようにお考えですか?
また、新型コロナウイルス感染症はいつ収束するのか様々な議論が飛び交っていますが、皆様はどのようにお考えでしょうか。新型コロナウイルス感染症に人類は打ち勝ち、以前のような生活ができるのでしょうか?
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答えは「NO」です。
というのも、超簡単に言うと「外出規制」「外出自粛」は経済へのインパクトが大きく、現在の社会システムにおいて永続的に続けられる策ではないため「ワクチン開発」が必須となりますが、ワクチン開発には1年近く、またはそれ以上かかるとの事です。また現段階での3つの課題があるのでまとめました。
■医療資源の不足
まず定義しておきたいのが医療資源が不足すると新型コロナウイルス感染症だけでなく、様々な傷病の治療ができなくなり「医療崩壊」します。
新型コロナウイルス感染症による「肺炎」が重症化した場合、呼吸困難に陥る可能性が高く、そのため「人工呼吸器」や「体外式膜型人工肺(ECMO=エクモ)」が必要となるが、オーバーシュート(感染爆発)により「重症患者」が増加すると比例して機器が不足する恐れがあります。また、医療従事者の「PPE(個人用防護具)」についても、治療時は着用必須で使用するたび「使い捨て」が必要なので不足になり、治療に支障が出ます。
また不足なのは「医療機器・資材」だけでなく「人員」もです。重症患者には「ICU」において「患者1人」に対し「看護師2人」で対応することになります。
※通常疾患の場合「患者2人」に対し「看護師1人」で対応■患者特定が不可能
新型コロナウイルス感染症は「無症状・軽症者」が8割程度いると推察されており、検査をしない限り全体の感染者数が見えません。また、現段階では正しく診断できる検査方法はないとのことで「偽陽性」が多く出てしまう可能性もあります。「PCR検査」に加えて「抗体検査」が開発されていますが、患者が可視化されていない為、戦略が取れない状態になっています。■感染拡大を防ぐ方法が限定的
現在世界各国で様々な「治療薬・ワクチン」が開発されていますが、現段階では有効性が証明された治療薬・ワクチンはありません。
そのため、感染拡大の制御方法として「外出規制」などの措置が取られており欧米諸国でも、都市封鎖や店舗封鎖を実施し「外出制限」を課して違反者には罰金を科すなどの対策を取るしかありません。————————————————————————————————————————————-
では、ここで皆さんは「New Normal」ってご存知でしょうか?
直訳すると「新しい普通・標準」…最近フィリピンのニュースでよく目にします。フィリピンではロックダウンが続いておりますが「ロックダウン解除後」はどうなるのでしょうか。
前半で述べたように、新型コロナウイルス感染症が収束して通常生活に戻れるのでしょうか?「NO」です。
フィリピン大統領スポークスパーソン(代弁者)のハリー・ロック氏は、26日のインタビューで世界的なパンデミックの影響のため「フィリピンは以前の通常には戻る事はできない」と述べました。これは、ネガティブな発言に見えるかもしれませんが、そう言うことではありません。「New Normalを受け入れて、進み出そう」と言うニュアンスに感じました。
また、フィリピンでは一般的な検疫下にある地域やコロナウイルスのリスクが中程度から低度の地域の規制緩和は緩やかになると語り、ローリスクのエリアに施行されたのが「GCQ(General Community Quarantine 一般的なコミュニティ隔離」と呼ばれるものです。マニラはまだロックダウン継続ですが、これから段階的に緩和されるかも知れません。では、フィリピン政府の考えるGCQつまりNew Normalのイメージをまとめました。
●一部の労働者と産業は仕事を再開することが許可
※農業・林業・漁業・食品製造およびスーパーマーケット・病院・診療所・薬局・ドラッグストア・食品準備および配達サービス・給水ステーション・基本的な食品および医薬品の製造および加工工場・銀行など..主にインフラ系
●20歳未満と60歳以上は外出禁止
※学校は9月から再開。高等教育機関は授業を続ける可能性あり
●非レジャー店は部分的に事業再開の可能性あり
●公共交通機関は容量を減らして運営新コロナウイルス感染症のワクチンが開発されるまでは、当面この方針で進めていくとの事です。
また「マニラ首都圏・カビテ・ラグナ・バタンガス・リサール・ケソン・バターン・ブラカン・ヌエバエシハ・パンパンガ・オリエンタルミンドロ・オクシデンタルミンドロ・アルバイ・カタンドゥアネス・アクラン・カピス」などの高リスク地域は、引き続き5月15日まで「ECQ(Enhanced Community Quarantine)強化コミュニティ隔離」
「ベンゲット・パンガシナン・タルラック・サンバレス・アンティーク・イロイロ・セブシティ・ダバオデルノルテ・ダバオデオロ」などのセブやダバオなどの州もまだ審査の対象との事です。————————————————————————————————————————————-
どうだったでしょうか..当たり前のことですが再確認して頂きたく大事なことですので言いますが
国が違えば選択肢(政府・政治やルール)が違います。
では、現在皆さんのお持ちの選択肢に満足しておりますでしょうか?
New Normal「新しい普通」をこれから考えるタイミングだと思います。社会に不平不満を言っても根本的な解決になりません。しっかり、収束後の未来を考え準備をしていきましょう。リモンズでは、そのサポートをさせて頂きます!どんなサポートなのか、より詳しい内密な内容を知りたい方は下記よりチェックしてみてください。
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