汚染問題に直面のフィリピン1の島、ついに清掃開始へ

突然ですが、「ホワイトビーチ」で知られるボラカイ島という島をご存知でしょうか？

マニラから308キロメートルのところに位置するボラカイ島は、毎年二万人もの観光客が訪れるほどの、
フィリピンの中でも有数の人気リゾート地として知られています。

今回はそんなボラカイ島に関するニュースをお伝えします。
実は、このボラカイ島、以前から汚染問題が深刻になっていたのですが、清掃が開始されることになりました。

政府は、ボラカイ島の清掃期間を二か月に渡って行うことを発表したのです。

環境省によると、この1,000ヘクタールにも及ぶボラカイ島では、300の観光施設が衛生的な措置によって「評価が下がっている状況」という問題に直面しており、
そのうちの51の観光施設は既に環境規制違反の公式の警告を受けているそうです。

これらの問題は、島の排水システムを使用して、未処理の下水を海に送っていることが主な原因なのだそうです。

環境担当のロイ・シマツ氏は
「これらの問題を対処するために、二か月間に渡って掃除することに応じなければ、51の観光施設を閉鎖する予定だ。」と大胆な改善策を提示しました。

観光相のワンダ・テオ氏も、「島全体を一から綺麗にするのは、非常に時間も労力もいることだが、確かにボラカイ島は今大規模な清掃を必要としている。」とついに清掃に踏み切ることに同意したそうです。

このように、汚染が以前から問題になっていたボラカイ島で、
「島を掃除しよう」と国民や政府が動き出したことはとてもいいことですよね。
このように、国全体の環境への意識が改善されていくことで、ボラカイ島だけではなく、フィリピンの街全体が綺麗に整備され、さらに人々が住みやすくなればいいですね。

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