フィリピン永住権取得後・出国時の支払い

こんにちは、ビザ担当の岩見です。

クオータビザ年間50名という枠がある中、
ありがたい事に今年は弊社でサポートさせていただいたお客様38名が永住権を取得されました！
おめでとうございます！

移民局から合格通知が出されたお客様は、現在1ヶ月以内にフィリピンに渡航し、パスポートを移民局へ提出する必要がございます。そして移民局からパスポートが返却された時、そこにはクオータビザの権利を有するスタンプが押されておりますので、晴れてフィリピン永住権取得者として出国することになるのです。

しかし、ここでご注意いただきたいのは、永住権取得者として新たに負担することになる費用についてです。今回は、フィリピンを出国される際のお支払いについてご案内いたします。

出国時に必要な支払い

1.空港施設使用税（以前まで必要でしたが現在不要に）

マニラ及びダバオ550ペソ，セブ750ペソ

こちらは永住権取得者に限らず、すべての方に支払い義務がございます。これまで空港にて現金で徴収されていましたが、2015年2月1日より、航空券購入時に含まれることになりました。

2.トラベル・タックス（以前まで必要でしたが現在不要に）

大人（12歳以上の子ども） 1,620ペソ・子ども(2~11 歳) 810ペソ

フィリピン人や、フィリピンに１年以上滞在した外国人に課される税金ですが、永住権取得者にも支払い義務が生じます。窓口で航空券を購入する際は、自動的に徴収されることもございますが、徴収されていない場合は指定のカウンターにて支払います。チェックインカウンターの近くにトラベル・タックスカウンターがありますので、チェックイン前に支払いを済ませます。

3.ECC（出国許可証明書）

毎年1回目の出国時 2,880ペソ、2回目以降:2,170ペソ

毎年上記費用は、若干変更になる場合があります。その為、年が変わった時点で支払時、注意深くご確認おすすめ致します。

ACR Iカード（フィリピンに６０日以上滞在する外国人が取得する外国人登録証）の所持者が、６ヶ月以上滞在した場合は、ECCを支払わなけらばなりません。永住権取得者は滞在日数に関わらず、支払い義務が生じます。入国審査官にパスポートを提示する前に、所定のECCカウンターで支払い、領収書を入国審査官に提出します（チェックインした後）。

こちら支払いを忘れてしまうと、再度入国審査の行列に並び直すことになりますので、要注意です！

—————————————————————————————————-

以上、出国時に必要な支払いのご案内でした。

ただ、フィリピンという国は想定外のことが日常的に起こり得ますので、トラベル・タックスの支払いを忘れたままチェックインカウンターをスルーできたお客様や、初回に１回目のECC手数料ではなく2回目の金額を支払ったお客様の体験談などさまざまです。

一歩フィリピンに足を踏み入れたならば、そこは寛容な心で、この国の文化を受け入れましょう。

⇩毎週更新している「フィリピン移住チャンネル」も是非ご覧ください！

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