右肩上がりで急成長中のフィリピン経済!それを支える国内産業とは?
2020年2月3日 フィリピン生活の実態公開こんにちは。
2019年も終わり、2020年になりました。この十年でフィリピンを始めとして、東南アジア全体の経済は大きく成長を遂げており、東南アジアの力強さを感じるばかりです。そこで今回はフィリピンの成長を支える産業を紹介していきたいと思います。
主要な産業
フィリピンの産業と言えば、バナナを思い起こす方が多いと思われますが、他にも産業が成長しつつあることを知っていただけたらと思います。それでは、見てみましょう!
第一次産業
まずは、国の基礎であり、必要不可欠な農業から説明していきたいと思います。農林水産業で全就業人口の約22%もの方が従事しています(2019年1月現在)。
主要な作物としては、米・熱帯フルーツ(マンゴー・バナナ・パイナップル等)・サトウキビ・ココナッツ・天然ゴムなどが挙げられます。これらの、作物は大規模なプランテーション的に栽培されており、農業全体でGDPの約10%を占めます。フィリピンには、7000強もの島があり、島それぞれで独自の食文化や農業形態があります。フィリピン全体で見ると、2018年の食糧自給率は79.43%となっており、全ての食糧を自国で賄えているというわけではありません(フィリピン統計局PSA調べ)。
しかし、米などの穀物の自給率は90%を超えており、台風による大きな被害がなければおおよそは自国で賄えるのが現状です。ちなみに、日本の食糧自給率は約37%(農林水産省H30年データ)となっています。
第二次産業
製造業では各国が安い労働力を求め、日本などの電機メーカーが工場を多く建設したため、半導体や電子部品の生産が盛んです。工業全体でみると、GDPの約30%を占めます。
特に、現在はドゥテルテ大統領が”build build build”たる大々的なインフラ政策を施策している最中であり、渋滞解消のために、川を超える橋の建設・首都圏の交通網の整備や空港の建設を進めています。政府が集めた税金が国民の利益のためにしっかりと利用され、建設業従業者においては、給料として入るのでお金が有機的に循環する形になります。またこのような大規模なインフラ整備により、フィリピンの投資対象としての価値を高めています。第三次産業
一方で近年では英語話者が多く、アメリカと約半日の時差があるため、コールセンターとしての需要も高く、BPO(Business process outsourcing)産業の成長と共に、サービス業従事者の割合も多くなってきています。実際に、コールセンターはフィリピンでも人気が高く、高収入な職業であるため、就職することが難しくなっています。
また、英会話学校も増えてきており、東アジアの国々を始めとして、多くの国の人が英語留学のためにフィリピンに来るようになりました。(写真はマニラにある語学学校)
おすすめ→フィリピンの教育システムご存知ですか?日本とは意外と違いますよ!ここまで見てきましたが、国が誇る産業というものがないのが現状です。バナナなどの大規模輸出は有名ではありますが、農作物で大規模な利益を得ることは難しいのです。
例えばですが、日本でいえば自動車、アメリカではIT・テクノロジー、中国では鉄鋼や海外企業の工場誘致といったように、先進国ではそれぞれが特化した分野を持っています。現状フィリピンでは、そのような輸出向けの貿易商品がないこと・内需の拡大に生産力と技術力が足りていないことが貿易赤字の原因となっています。貿易赤字を補う海外出稼ぎ労働者(OFW)
フィリピンのGDPの約10%を占めるのが、海外への出稼ぎ労働者です。英語教育が充実しており堪能なため、海外へ行くという選択肢が日本人と比べて取りやすいのではないかと思います。実際に、国民の約10%が海外に働きに出ているとの事です。
OFWについて詳しくはGDPの約10%を占める送金額、フィリピンの英雄たちOFWとは!?からご覧になれます。産業は成長中!
先ほどまでは、フィリピン産業の現状を説明しましたが、これからは成長してる点に焦点を当ててみていきたいと思います。
BPO産業
先ほども述べた通り、フィリピンでは新たな産業としてBPO産業が急速に成長しつつあります。その背景には、フィリピンの学校教育制度が特に英語教育に力を入れていることが挙げられます。フィリピンでは、タガログ語・歴史などの授業以外はすべて英語で行われます。特に理科系の物はすべて英語で行われ、家庭内でも極力英語を使って会話をするように勧める学校もあるようです。(写真:BGCエリアにあるコールセンター街)
カジノ産業
フィリピンではカジノが合法化されており、マニラでは、オカダマニラというオーナーが日本人のカジノがあり、日本人にも有名な場所になっています。他にも、多くのカジノが存在し、産業としても成長著しく、ニノイアキノ国際空港から近くにあるため、多くの観光客が訪れるスポットとなっています。インターネットに数多くの情報があるため、興味がある方は調べてみることをお勧めします。
内需の拡大
さらに言うならば、フィリピンは人口が急増している国であり、その中で、商品の国内需要が高くなってきています。以下、実際の人口ピラミッドです。参考
若い年齢層が多く、これから人口が増えていくことは間違いないことが分かります。さらに、彼らが購買力を見につければ、内需の拡大も相まってフィリピンの産業・経済規模は拡大していくことが確実視されています。フィリピンの未来は明るい?
以上で説明したように、今までの産業ではどうにも成長の兆しが見えなかった中で、近年急速に成長を遂げているBPO産業が出口へとつながるトンネルの役割を果たすことが出来るのではないかと感じています。国家予算も年々上昇しており、お金が国民に回る努力をしているのが、現ドゥテルテ政権です。実際に、政府から発表されている貧困率は年々低下しています。このように、これからのフィリピン経済の成長に期待が高まるばかりですね。
大きな声では言えない真相を動画にまとめました。
動画で公開する内容の一部が・・・・
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年間50名の枠、毎年いつ頃埋まる? - 日本と異なる新興国特有の特徴?
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フィリピン5つの魅力とは?
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