フィリピン在住者の本音とは！？-レガズピ・サンデー・マーケット編-

こんにちは。Limonzの藤原です。

日本でもスーパーなどで日曜青空市がありますが、
今回私たちはフィリピンの日曜青空市、レガスピ・サンデー・マーケットに行ってきました。

レガスピ・サンデー・マーケットとは？

20年前から始まる日曜青空市のことで、毎週日曜日朝7:30から14:00まで
マカティにあるレガスピ・パーク横(普段は駐車場)で開催されています。

＊グリーンベルト１から歩いて10分くらいのところです。
「Ayala Station」からは徒歩だと少し遠いので、タクシーなどを利用するといいかもしれません。

＊少し暗いですがマーケット内の様子です。

レガスピ・サンデー・マーケットには、
オーガニックなものを中心に、各国の料理や新鮮な野菜が売られており、
朝ごはんやお昼ご飯を食べに来る人、食材を買いに来る人で朝から賑わっています。

その他にも、天然素材にこだわったコスメや、服、カバン、雑貨まで広く取り扱われています。
値段設定は普通の屋台に比べて高めですが、オーガニック中心であることや野菜が新鮮であることから、マカティに住んでいるフィリピン人の方はもちろん、フィリピン在住の外国人の方、その家族が多くみられました。
日本人観光客も多く、日本人の方が開いている屋台もありました。

そこで、私たちは実際にレガスピ・サンデー・マーケットに来ている方に伺ってきました！

フィリピん在住者から見たフィリピン

今回インタビューした質問は、
「フィリピンの好きなところはどこですか」
「フィリピンの苦手なところはどこですか」
以上の２点です！

まず１組目。

中国からお越しのRaymond(30)さんとMikeさん。
お二人はご兄弟で、Raymondさんはフィリピンに仕事で来て3年になり、Mikeさんは観光を兼ねてRaymondさんを訪ねて来たそうです。

ご飯が美味しいところやフィリピンには美しい島がたくさんあるのがフィリピンのいいところで、また、フィリピンの苦手なところは、フィリピン人の時間のルーズさが挙げられていました。

Raymondさんから「フィリピン人はフレンドリーでとても優しい。フィリピンに住むなら、一度は地方に住んで本当のフィリピンを感じて欲しい」とメッセージをいただきました。

二組目。

日本からお越しの岡本さん(57)。
フィリピンに来てもう17年目で、こちらで通訳のお仕事をされているそうです。

フィリピン人の優しく明るい性格や世話を焼いてくれるところ、日本の夏より湿気が少なく、年中温かく過ごしやすい気候がフィリピンのいいところだそうです。しかし、時間や約束にルーズなところがあり、日本で当たり前のことが当たり前でなく、仕事がスムーズに行えないことがあるそうです。

岡本さんは「危険というイメージが強いフィリピンですが、実際にこちらに来てから、本当に危険かどうかは、ぜひフィリピンを訪れて確かめて欲しい」とおしゃっていました。

また他の方からも、
フィリピンの常夏の気温、フィリピン人には綺麗な人が多いといい点を挙げてもらいましたが、
悪い点には、ラッシューアワー時の交通渋滞、雨季の湿気の多さが上がりました。

その他にも、文化の違いではありますが、
フィリピン人は挨拶をするときに顎を上にあげ、人を呼ぶときに顎を引くそうです。
「日本で挨拶をする際の軽く会釈するのとは違い、顎を上に挙げられるのが未だに慣れない」と
フィリピンに30年在住している方でもおっしゃっていました。

フィリピノタイム

今回のインタビューした中で、回答に多く上がっていたのが、「フィリピン人は時間にルーズである」

このフィリピン人の時間のルーズさを表した言葉が「フィリピノタイム」
集合時間というのは、渋滞などがなくスムーズにいく時の目安なようなもので、集合時間に30分や1時間も送れてくることがあるそうです。

公共交通機関である電車やバス、ジプニーなどにも時刻表はなく、
「3分に1本」など、次に来たものに乗るというのがフィリピン流です。

ラッシュアワー時の交通渋滞

また、フィリピノタイムを生む１つの原因が交通渋滞。

フィリピンでは、日本のように電車が発達しておらず、多くの人がバス、ジプニー、タクシー、車を通勤、通学に使います。

フィリピンの一般的なオフィス勤務・公務員の勤務時間は9時から18時。
それに合わせて、道路では、毎日大渋滞。
中でも夕方のラッシュはひどく、16時半くらいから21時まではタクシーがつかまらず…というのは珍しくありません。ジプニーやバスに乗れたとしても、普段15分で家につくところが、1時間以上かかるのは当たり前。

それではみんなどうしているのか？
渋滞ですぐに家に帰れない人々は、カフェや晩御飯を済ますことで時間を潰しているようです。
カフェに入るとサラリーマンらしき人がパソコンと向かい合っているのをよく目にします。
「家に帰れないなら何かしよう」とフィリピン人のポジティブ精神がよくわかりますね。

最後に

どこの国に行っても、カルチャーショックがあるのは当たり前だと思います。
いい面があり、悪い面があり、日本と比べてしまって落胆してしまったり…

フィリピンの場合、交通が不便であったり、時間にルーズであったり…
そんな中でも、フィリピン人の「明るく元気、小さいことを気にしない！」という性格に助けられたり、温暖な気候でのびのびとした生活を送れたり、ご飯が美味しかったり、物価が安かったり、といい面もたくさんあるのです。

インタービューを受けてくださった方々もおっしゃっていましたが、
実際にフィリピンに足を運んで、フィリピンのリアルライフを感じてみてください！

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