海外で運転!フィリピンでの運転免許書き換え方法!
2016年1月26日 フィリピン永住権ニュース海外において移動手段の確立は重要です。日本の東京のように鉄道網が発達しているような都市では、鉄道は安全性と利便性が高く、タクシーに比べコストが低いので、外国人にも使われやすい移動手段となっています。一方、インフラ網が行き届いていないような発展途上国では、安全性を優先するために交通公共機関の利用をさけ、タクシーの使用が外国人にとって主流となっています。発展途上国である、ここフィリピンでもバスや鉄道等の公共交通機関はタクシーに比べ安全性が低いです。
しかし近年のフィリピンの都市部では朝の通勤ラッシュや夕方の退勤ラッシュ時にタクシーの供給量が需要に対して不足してしまい、なかなかタクシーを捕まえられないといった状況が毎日のように起こります。運良くタクシーを捕まえられたとしても、乗車時に多額のチップを要求される場合もあり外国人にとって使いやすい移動手段とは言えません。
そんなフィリピンの交通事情の中、フィリピンに長期滞在のご予定の方におすすめさせていただく移動手段は、フィリピンでご自身で運転していただく方法です。しかし日本で取得された運転免許証での運転は禁止されており、フィリピンで運転される際には国際条約とフィリピン国内の法に従わなければなりません。フィリピンで運転免許証を取得する方法は
①国外運転免許証を取得する
②日本の運転免許証をもとにフィリピンの免許証を発行する以上2つ存在します。
①の国外運転免許証とは、ジュネーブ条約という運転免許について定められている国際条約を締結している国・地域で共通して使うことができる運転免許証であり、一般的に国際運転免許証と呼ばれるものと同じものです。この国外免許証は免許センターまたは一部の警察署にて発行が可能で手続きも簡単です。しかし国外免許証の有効期限は1年間のみで、更新の際には国外免許証を一度返納する義務がある、つまり一度帰国する必要があります。そこで、海外に長期滞在される方には②の、日本の運転免許証をもとにフィリピンの免許証を発行する方法を紹介させていただきます。
フィリピンでの運転免許証の発行
日本の免許証をもとにフィリピンの免許証を発行する場合、日本において特別な手続きをする必要はなく、用意していただくのものは有効期限が十分な日本国内で取得された運転免許証のみです。この運転免許証をフィリピンのパサイ市内にある日本領事館にて英訳の依頼をし、数日後に受け取ります。英訳の依頼をする際に必要となるものは、
①日本で取得された運転免許証
②英訳の申請用紙
③パスポートのコピー以上3点です。この英訳は代理申請が可能であり、その場合委任状と、代理で申請を行う人のパスポートがさらに必要となります。運転免許証の英訳の受け取りは数日後に、手続きが混雑していなければ翌日には受け取ることが可能で、この際も代理人の受け取りに対応しています。申請時と受け取り時の代理人が同じ場合、受け取り時には新たに委任状は必要ありませんが、代理人のパスポートは必要となります。
運転免許証の英訳が終わると、次はフィリピンの運転免許証に換えるためにフィリピンの陸運局(LTO)に行く必要があります。
その際に必要となるものは①申請書
②運転免許証の翻訳証明書
③パスポートの顔写真ページのコピー
④パスポートのフィリピン入国スタンプページのコピー
⑤健康診断書と受診料領収書
⑥ACR-Iカード以上の6種類です。①の申請書はLTOの窓口で入手可能です。LTOには1枚数ペソでコピー機のサービスがありますが、お昼の休憩時間になるとこのサービスもストップしてしまうので、あらかじめコピーしたものを用意しておいたほうが無難です。⑤の健康診断書と受診料領収書は、LTO近くのクリニックにて、メディカルチェック(受診料100ペソ)を受診していただくことになります。⑥のACR-Iカードとはフィリピンに59日間以上滞在する外国人に対して取得が必須となる身分証明証です。詳しくはこちらの記事をご覧ください。ACR-Iカード(外国人登録証)の取得義務について
LTOにある外国人用の運転免許証発行窓口にて以上6点を提出後に免許証に使用するための写真撮影と電子サインを記入し、発行手数料を支払います。支払いから1時間程で、3年後の誕生日まで使用可能なフィリピンでの運転免許証が発行されます。ただし、すぐに運転免許証が発行されない場合もあり、その場合は本来の運転免許証と同等の効力を発揮する一時的な運転免許証が発行されます。
運転免許証発行の手続き(2016年1月現在)は以上です。これまでは前述した持ち物のうち「ACR-Iカード」が無くても免許証は発行されていました。そのため今回のお客様もACR-Iカード不所持・フィリピンへの渡航回数も2回目という条件の中渡航されました。しかしLTOの新長官就任により、急遽外国人の免許証取得手続きが厳しくなり、一時的な運転免許証すらマニラ周辺の陸運局では発行が困難になるという事態が発生いたしました。そこでいつも手続きを行っているケソン市にあるLTOではなく、ニノイ・アキノ空港から15km程南に位置するラスピニャス市にある比較的規制の緩いLTOにて手続きを行いました。当初は一時的な運転免許証の発行すら行えないと予想しておりましたが、こちらのLTOにて手続きをしたため、一時的な運転免許証の発行に成功し、翌日には正式な運転免許証も発行されました。
このように日本の公的機関では考えられないような、不確定要素がフィリピンの公的機関にはあります。今回は幸運にも運転免許証の発行を行えましたが、今後外国人の規制がよりいっそう厳しくなる恐れもあり、過去1年間に何度フィリピンに入国したかという履歴も調べられることも予想され、運転免許証の発行が困難になることも考えられます。年々変動するフィリピンの手続き事情ですが、ぜひ寛容な心でフィリピンライフを楽しんでください。
大きな声では言えない真相を動画にまとめました。
動画で公開する内容の一部が・・・・
- 何故、世界一の永住権?
年間50名の枠、毎年いつ頃埋まる? - 日本と異なる新興国特有の特徴?
- 問題山積み日本と今後も良好に
付き合う次世代の生き方? - 実際の手続きは込み入る事情?
- 詐欺はどこに依頼?
- 先進諸外国で永住権取得、必要所持金は?
- 現地に住むからこそ分かる
フィリピン5つの魅力とは?
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